タイトル名   メーカー、ブランド名   総プレイ時間  
Love Sweets   MOONSTONE   20 〜 25 時間  
                                       
 
シナリオ
  
 
グラフィック
  
 
音楽
  
 
キャラクター
  
 
総合点数
  
 
個人的評価
  
B(21/30)    B+(15/20)    B+(15/20)    (24/30)    B+(75)      

総評
王道的とも言える形のイチャラブを提供していたと思います。恋人
 
関係になってからの段階を踏んだ描写も良かったですけど、告白
 
した時から、エピローグまでの好きの質の変化の描写も良かったと
 
思います。無駄シリアスを省いた事によりシナリオの起伏は薄く
 
なっていますが、イチャラブに特化させているこのゲームならこれで
 
いいと思います。グラフィックはやや一枚絵が安定していない物も
 
ありますが許容範囲です。音楽については、数は多くないものの
 
要所はキチンと抑えていますし、キャラクターも主人公とヒロイン
 
以外はほとんど登場しないですけどみんな魅力的ですね。個人的には
 
とある個別ルートの違和感と恋人になるまでの過程が気になったので
 
個人的評価は B にしていますが、ギリギリ 良作 の範疇には入って
 
いるハズです。最後に 1 つ注意点として、このゲームでは学園での
 
ヒロイン以外の学園生とのやり取りはほぼ皆無なのでそう言った
 
モブキャラクターとのやり取りや会話は期待しないでください。

あらすじとプレイについて
簡単に書くと 友達がバイト先で彼女を作って羨ましくなったから
 
自分も彼女を作るためにバイトをしてみるか 以上です。えっ短い?
 
でも正直こんな感じなんでこれ以上は書く事はないです。
 

総プレイ時間は 20 〜 25 時間前後です。共通ルートは 2 時間前後で
 
その中の 30 分程度は選択したヒロインのエピソードなので、実際は
 
共通ルートは 1 時間半前後になります。個別ルートは 2 時間半前後
 
です。攻略順についてはネタバレ等があるわけではないのでそこまで
 
気にする必要はないのですが、みなもの個別ルートの違和感について
 
考えると 櫛無→伊織→結衣→みなも→奏絵 がまだ違和感が少ない
 
かなと思いますがこれでも違和感はあると思いますので、別に自由
 
でも良いと思います。

シナリオ
共通ルートは バイト先を見つけて選択した各ヒロインの事を知り
 
仲良くなっていく様子を中心に描写しています。個別ルートでは
 
様々なきっかけから恋人関係になった主人公とヒロインの 2 人が
 
段階を踏んで更に仲を深めていく様子を中心に描写しています。
 

シナリオの起伏が薄いため登場人物に興味が持てないと退屈に感じて
 
しまうと思います。ただ、個別ルートでは余計な描写を省き主人公と
 
ヒロインとの恋人関係になってからの関係性の変化を丁寧に描写して
 
いるため、気に入ったヒロインの個別ルートはその関係性の変化を
 
じっくりと楽しめるので、これはこれで悪くないと思います。私が
 
気になった点は恋人関係になるまでの過程の雑さと、みなもの個別
 
ルートの 異質さ ですね。前者に関してはヒロインによって程度の
 
差があるので一概に駄目とまでは言えませんが、やっぱり恋愛描写を
 
重視する上でこの部分の過程が雑だと恋人関係になってからの描写が
 
どんなに優れていても十分に楽しめないと思います。後者に関しては
 
ある意味、このゲームの個別ルートの中では一番出来が良かったと
 
言えます。みなもと付き合う事になった過程に、ああ言った理由を
 
つける事の是非はあるにせよ、それをキチンと軸にしてみなもの
 
主人公に対する感情の変化をしっかりと描写した上で、彼女自身の
 
悩みや考え方と言った内面の部分の変化も上手くシナリオに使って
 
いました。その上で妹の伊織との関係。これを終盤にもってくる事で
 
シナリオに起伏をつける事にも成功していますね。まあ、だからこそ
 
異質さ が目立つんですが。みなもの個別ルートでの伊織の言動は
 
伊織の個別ルートを含め他の 4 人の個別ルートを見る限り明らかに
 
行き過ぎなんですよね。ここのバランスを調整出来ていればみなもの
 
個別ルートの 異質さ はなくなると思います。こう言ったシナリオの
 
場合、どうしても中だるみを起こしやすくスキップボタンに手が
 
伸びてしまいがちですが、主人公のヒロインとのやり取りは軽快で
 
テンポよく進むのでテキストを読むのにそこまで苦痛ではないはず
 
です。後はもう少し恋人関係になるまでの過程を丁寧に描写出来て
 
いればもう一段上の評価でも良かったんですけどね。

グラフィック
Hシーンでの一枚絵の胸の大きさや、下校時の表現の描写にやや
 
引っ掛かりを覚えましたが、全体的に見れば悪くないと思います。
 
個人的には立ち絵での勘定の変化の表現は、ヒロイン達の感情の
 
変化を上手に表現出来ていたと思います。一枚絵に関してはゲーム
 
本編の一番最初に出で来る結衣の一枚絵が好きですね。結衣の良さを
 
この一枚絵で表現していると思います。

音楽
音楽に関しては、ずば抜けて優れたものはなかったですが使い方が
 
上手でした。BGMを含めてもそれほど曲数は多くないですが
 
抑えるべき所をしっかりと抑えていると思います。オープニングと
 
エンディングのアレンジを要所でキチンと使う事でゲームの盛り
 
上がりに一役買っていましたね。この辺りも評価したいです。
 
BGMでは各ヒロインにそれぞれのテーマを用意していましたけど
 
それもキチンとそのキャラクターのイメージにあった物を用意
 
出来ていました。もう 1 つぐらいずば抜けて優れた曲があれば
 
もっと良かったと思いますが現状でも十分良いと思います。

キャラクター
まず、先に鴇田さんについて書きます。ヒロインや主人公については
 
後にします。だって主人公やヒロイン達以外でボイスがあるのが
 
彼だけなんで印象に残っていて、それだけでなく良いキャラクター
 
だったんですよね。主人公やヒロイン達のバイト先の店長なんですが
 
自分以外の男性スタッフである主人公をやや贔屓している部分も
 
ありますけど、所々に見られる彼の発言は感心する所があって伊達に
 
あのお店の店長をやっている訳ではないんだなと感心しました。一番
 
感心したのはみなもの個別ルートの伊織に対する発言ですが、奏絵の
 
個別ルートでの普段はそこまで会話もしていないはずなのにキチンと
 
奏絵の実力を確認してある程度の責任感と期待を持たせた上で仕事を
 
ああやって振る描写も良かったですね。鴇田さんについてこれ以上
 
書いてもアレなんでそろそろ主人公について書きます。主人公は
 
少々シスコン気味ですが、そこそこ家事は出来る上、頭も悪くなく
 
コミュ力もかなりあるので、普通に彼女が出来そうな感じがしますが
 
やっぱり周囲からはヒロインの 1 人である結衣との関係性が邪魔を
 
していたんですかね?この辺りの掘り下げをもっとゲームの中で
 
尺を使って描写してもよかったと思うんですけどね。さて、最後に
 
ヒロイン達についてですが、今回一番好きなヒロインは、みなもか
 
奏絵になりますが僅差で奏絵の方が上ですね。みなもの個別ルートの
 
異質さ に意識を持っていかれがちですが、みなもと言う 1 人の
 
女の子が少しづつ主人公の事を好きになっていく描写や普段の年上の
 
お姉さんとしての感じとテンションが高い時の子供っぽい所との
 
ギャップ は大変良かったと思っていますが、奏絵の方も負けず
 
劣らず魅力的だったんですよね。最初のイメージが付き合ってから
 
変わると言う基本的な ギャップ は当然としてそれ以外に良くも
 
悪くも純粋で空気を読まない所があるから他人の目を気にしない。
 
結構頑固だと言われていましたけど、人付き合いが上手く出来ない
 
から、そう言った感情をコントロールする方法を学べなかったから
 
こうなったので、頑固と言うよりも子供っぽいと言った方がしっくり
 
来ると思います。個人的にはそう言った所も含めて彼女の魅力だと
 
思っていますけど。それ以外の 3 人の櫛無や伊織に結衣も悪くは
 
なかったんですよ。櫛無の元気いっぱいのハイテンションでこちらに
 
甘えてくる所とか、伊織の言葉こそ少ないものの確かな主人公への
 
愛情とか、結衣のファーストキスからコロコロと変化する感情とか
 
色々と見どころや好きな所もあったんですが、みなもと奏絵の壁は
 
超えられなかったです。最後にしつこいですが、キャラクターの
 
MVPは鴇田さんですね。彼がいたからこそみなもや奏絵の個別
 
ルートの終盤を飽きずにプレイ出来たと思っています。後、店での
 
Hも彼が信頼して鍵を渡してくれたからですしね。

Hシーン
回想シーンに全ヒロイン 8 つ収録されていますが、連続している
 
シーンを分割して登録したり本番のない物のあったりしているので
 
実質的には各ヒロイン 4,5 回分ぐらいに考えて下さい。プレイに
 
ついてはパイズリにフェラにオナニーとアナルとおしっこ。衣装に
 
ついても全ヒロインにお店のコスチューム完備と言う点は評価して
 
います。後、結衣に犬プレイにプラスしてアナルビーズプレイを
 
プラスすると言うこの手のゲームでは中々の物を用意していた点も
 
個人的には評価しています。

最後に一言
飲食店ってそんな楽じゃないけどそれを言ったら駄目か。



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