まず、先に鴇田さんについて書きます。ヒロインや主人公については
後にします。だって主人公やヒロイン達以外でボイスがあるのが
彼だけなんで印象に残っていて、それだけでなく良いキャラクター
だったんですよね。主人公やヒロイン達のバイト先の店長なんですが
自分以外の男性スタッフである主人公をやや贔屓している部分も
ありますけど、所々に見られる彼の発言は感心する所があって伊達に
あのお店の店長をやっている訳ではないんだなと感心しました。一番
感心したのはみなもの個別ルートの伊織に対する発言ですが、奏絵の
個別ルートでの普段はそこまで会話もしていないはずなのにキチンと
奏絵の実力を確認してある程度の責任感と期待を持たせた上で仕事を
ああやって振る描写も良かったですね。鴇田さんについてこれ以上
書いてもアレなんでそろそろ主人公について書きます。主人公は
少々シスコン気味ですが、そこそこ家事は出来る上、頭も悪くなく
コミュ力もかなりあるので、普通に彼女が出来そうな感じがしますが
やっぱり周囲からはヒロインの 1 人である結衣との関係性が邪魔を
していたんですかね?この辺りの掘り下げをもっとゲームの中で
尺を使って描写してもよかったと思うんですけどね。さて、最後に
ヒロイン達についてですが、今回一番好きなヒロインは、みなもか
奏絵になりますが僅差で奏絵の方が上ですね。みなもの個別ルートの
異質さ に意識を持っていかれがちですが、みなもと言う 1 人の
女の子が少しづつ主人公の事を好きになっていく描写や普段の年上の
お姉さんとしての感じとテンションが高い時の子供っぽい所との
ギャップ は大変良かったと思っていますが、奏絵の方も負けず
劣らず魅力的だったんですよね。最初のイメージが付き合ってから
変わると言う基本的な
ギャップ は当然としてそれ以外に良くも
悪くも純粋で空気を読まない所があるから他人の目を気にしない。
結構頑固だと言われていましたけど、人付き合いが上手く出来ない
から、そう言った感情をコントロールする方法を学べなかったから
こうなったので、頑固と言うよりも子供っぽいと言った方がしっくり
来ると思います。個人的にはそう言った所も含めて彼女の魅力だと
思っていますけど。それ以外の 3 人の櫛無や伊織に結衣も悪くは
なかったんですよ。櫛無の元気いっぱいのハイテンションでこちらに
甘えてくる所とか、伊織の言葉こそ少ないものの確かな主人公への
愛情とか、結衣のファーストキスからコロコロと変化する感情とか
色々と見どころや好きな所もあったんですが、みなもと奏絵の壁は
超えられなかったです。最後にしつこいですが、キャラクターの
MVPは鴇田さんですね。彼がいたからこそみなもや奏絵の個別
ルートの終盤を飽きずにプレイ出来たと思っています。後、店での
Hも彼が信頼して鍵を渡してくれたからですしね。